読み聞かせは「語彙」だけでなく「集中力」や「情緒」を育てる大切な時間。0〜3歳は成長がめまぐるしく、“その月齢で一番響く絵本” を選ぶことがポイントです。ここでは月齢ごとの特徴に合わせたおすすめ絵本と、実践しやすい読み聞かせのコツを紹介します。
0歳(新生児〜11ヶ月) — 「感覚刺激」と「安心感」を優先
特徴
視覚・聴覚が急速に発達する時期。色やコントラスト、リズムのある言葉が効果的です。短くて繰り返しの多い絵本が◎。
おすすめ絵本
- 『いないいないばあ』松谷みよ子 — 仕掛けで反応が返ってくる喜び
- 『しましまぐるぐる』かしわらあきお – 目を引く色合いとイラスト
- 『だるまさんが』かがくいひろし — リズムと擬音が楽しい
読み聞かせのコツ
短時間(1〜3分)を何度も。表情を大きく、声はゆっくり。おなかの上や抱っこしながら読むと安心感が増します。
1歳(12〜23ヶ月) — 「動き」と「発見」が鍵
特徴
手指を使う遊び、指差し、単語が増える時期。しかけ絵本や探す系の本がハマります。
おすすめ絵本
- 『きんぎょがにげた』五味太郎 — 見つける楽しさで集中力アップ
- 『』安西水丸 — 音のリズムと乗り物テーマ
- 『ノンタン』シリーズ — 日常のやり取りや言葉遊び
読み聞かせのコツ
ページをめくるときに少し間を作って「次は?」の期待をつくる。子どもの指差しや反応に合わせて言葉を重ねると語彙が定着します。
2歳(24〜35ヶ月) — 「語りかけ」と「物語の導入」
特徴
短い文の理解が進み、簡単な物語にも興味を持ち始めます。登場人物や因果関係が分かる本が楽しめます。
おすすめ絵本
- 『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん – おいしいを共有する喜びを学べます
- 『はらぺこあおむし』エリック・カール — 数や日数、変化の概念が学べる
- 『ねないこだれだ』せなけいこ – 怖いけどまた読みたくなる
読み聞かせのコツ
登場人物の声色を変えたり、問いかけを増やして参加型に。短く要約を促すと物語の理解が深まります。
3歳(36〜47ヶ月) — 「想像力」と「会話力」を伸ばす
特徴
自分でストーリーを語る力が生まれる時期。長めの物語や、想像を刺激する絵本がぴったり。
おすすめ絵本
- 『14ひきのぴくにっく』いわむらかずお – 家族の大切さや自然の美しさが学べる
- 『おおきなかぶ』A・トルストイ – 「うんとこしょ どっこいしょ」の掛け声がくせになる
- 『ぐりとぐら』中川李枝子 — ストーリー性のある名作
読み聞かせのコツ
読み終わったら「もし〇〇だったらどうする?」と問いかけ、想像させる。語り直しを促して自分の言葉で話す練習をさせましょう。
選び方のコツ(共通)
- 素材で選ぶ:0〜1歳は布・ボードブックが安全。紙は破れやすい。
- 語彙とテーマのバランス:同じテーマで簡単→複雑へとステップアップすると理解が早い。
- 繰り返しの効果:何度も同じ本を読むことが理解と安心に繋がります。
- 音声付きや歌付きも活用:英語絵本や歌はリズム感を育てるのに有効。



買う?レンタル?賢い利用法
- 買う派:大好きな1冊は手元に置いて繰り返し読めるメリット。成長の記録にも。
- レンタル/サブスク派:色々な作品に触れさせたい家庭、置き場所を増やしたくない家庭におすすめ。
- 図書館活用:試し読みで「子どもの反応」を確認してから購入するのが失敗が少ないです。
読み聞かせのQ&A(短め)
Q. 何歳から読み聞かせを始めるべき?
A. 新生児期からでOK。声を聞かせること自体が親子の絆と脳刺激になります。
Q. 1日何分が効果的?
A. 1回数分でも毎日続けることが大切。合計で10〜20分が目安です。
まとめ
0〜3歳は「量」より「質」と「継続」が重要。月齢ごとの発達を踏まえて、本を選び、短くても毎日読み聞かせをすることで、語彙・集中力・情緒が育ちます。まずは1冊、子どもの顔が輝く本を見つけてくださいね。
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